レポート

<自己紹介編>大分発・起業家に聞くパネルディスカッション「これから目指すべき“成長”と“成功”とは?」〜書き起こしレポート〜

木原寿彦(以下、木原):KIHARA Commonsの木原と申します。よろしくお願いします。私の簡単な自己紹介からですけれども、 直近までエアロシールドという空気環境対策の機器のメーカーの会長しておりまして、この4月からKIHARA Commonsにほぼ注力してやっております。

KIHARA Commonsでは、ベンチャー支援やVCへのLP出資であったり、直接投資であったり、後はKIHARA Commonsの子会社として新しい会社を作りまして、自分たちの事業として食や農業の事業を始めております。
その中で今回、ベンチャー支援・起業家育成がライフワークになっておりましたので、大分県のアクセラレーションプログラムの運営をさせていただいております。

では、私の紹介はここまでとさせていただいて、イジゲングループの鶴岡さんにバトンタッチします。

鶴岡 英明氏(以下、鶴岡氏):改めましてイジゲングループの鶴岡と申します。よろしくお願いします。カメラさん大丈夫ですか?さっき調整してる時に、「ちょっと鶴岡さんでかいんですけど」って言われたのがはじまりだったんですけど(会場笑)

木原さんとはですね、この前身になった大分県のアクセラレーションプログラムの第 1期生の同期でもありますし、イジゲンを創業してすぐ始めた「hassh.in(ハッシン)」というメディアがあるんですけれど、そこで取材させていただいたのがご縁で、10年ぐらいの関係になります。

木原:そうですね。

鶴岡氏:生まれた年は一緒で1年先輩。ちなみにこの時間4分しかないって言われてるんですけど、僕、昨日新入社員に、このシート(自己紹介ページ)使いながらオリエンテーションしたんですけどこのページだけで30分かかりました(笑)

改めて鶴岡と申します。1983年生まれで今年40歳になります。
大分県大分市生まれで、ゆかりは父の方が湯布院の塚原というところにあります。いいところなのでぜひ一度お越しいただければなと思うんですけど 鶴岡家特色がありまして、父母私弟全て“起業家”という特徴があります。
その中で生まれ育ったので起業に対するハードルがないままこう今に至るという特徴がありますね。イジゲンに関しては、創業をして今年でちょうど10年目になります。私自身はもともとデータベース系ですとか、プロダクト開発のプログラマーをしていたというところから始まって、大分県で外から案件を受けるんではなくて、「自ら価値を創造をしていけるような存在にならないといけない」という想いで、イジゲンを創業しました。

ご縁があって2015年に大分県のビジネスプラングランプリを受賞させていただいて、でその後ですね、2022年に西日本フィナンシャルホールディングスのグループ会社になって、その中でお客様へのDX支援を行っているという感じです。

大丈夫ですか?あと14ページあります。

木原:ちょっと巻きでいいですか(笑)

鶴岡氏:イジゲンはパーパス経営をしてます。「発想力と伴走力で、チャレンジあふれる世界を創る」というパーパスの下、発想力と伴走力を特徴として、皆さんができるだけチャレンジできるような世界を作ろうというところで経営してます。
またパーパス実現のために、あらゆる人のポテンシャルを最大化する、をミッションに設定して経営をしております。

事業内容は、企業様に向けたワンストップのDXのご支援や、あと地方自治体様や金融機関様と連携しながら、その向こう側にいる地域の企業様などの取引先様に対してのDXのご支援を連携しながら行っている事業をやっております。西日本フィナンシャルホールディングスのグループの中でいろんなグループ企業があるんですけれども、その中で我々はDXを担っているというところがあります。

我々の事業の流れとして大きく分けて2つありまして、事業面・経営面のご支援をするパターン、あとは人事面・人事採用面のご支援をするパターンがあります。
これは入り口の話なんですけど、この2つのパターンの入り口がありまして、だいたい50%ずつぐらいの入り口になっています。
それぞれ何をしているかというと、人事関連ですと人事評価制度の作成支援のところから入らせていただいたりとか、採用戦略を立てたりとか、あと人材ですとか、チームの育成をセミナーを通じて勉強会をさせていただいたりですとか、そういう人材関連のご支援をしています。
あと経営面や事業面で言うと、新規事業の企画設計のところから一緒に入らせていただいたりとか、あと業務改善と営業戦略作成ですとか、行政向けのプロジェクトの企画と運営も伴走支援をさせていただいてます。
エンジニアやデザイナーも多数在籍しておりますので、ソフトウェアの開発や、あとデザイン、ブランディングなどが土台になって、上のようなご支援をさせていただいているというような内容になっています。

事業の例としては、私たちも出資してクライアント様と一緒にベンチャーを立ち上げたりですとか、中小企業様向けのご支援、これは大分県の会社様ですけど、経営戦略全般を総合的に伴走支援させていただいたりとか。会社向けに社内ビジネスコンテストみたいなものを企画運営させていただいて、会社様の育成も兼ねて新規事業の立ち上げをサポートしていたりとかですね。
あとは行政様向けに、この場合もDXのアクセラレーションプログラムなども絡むんですけど、そこを伴走支援させていただいたりしています。
あとは身近な相談相手を作るためにDX顧問というソリューションを作って、ITやテクノロジー面で身近に相談相手がいない会社様に寄り添って伴走するパートナーとして活動していたりします。
ちょっと長くなりましたがよろしくお願いします。

木原寿彦:ありがとうございます。じゃあ続いて野中さんお願いします。

野中 牧氏(以下、野中氏):はい、よろしくお願いします。薬けんの野中と言います。
私はですね、薬剤師歴が19年で子どもが2人おります。
そして今お仕事としては、このマッチングアプリの開発と運用、そしてアフェット薬局という薬局も一つ運営しております。そして薬剤師会の理事にも就任してますので、薬剤師会のお仕事ですね。その3つのお仕事を現在しております。

なぜ私は起業したのかというと、子育て中にこんなにも母親っていうのは休まなきゃならないんだなという切実な悩みからスタートしました。
なかなかこんなにも休み続けながら働くっていうのは本当に罪悪感があって、どうにかならないかなというところで、働く女性のための休みやすい環境づくりを目的に起業いたしました。大分県では薬剤師は2,200人しかいない中で、パートと無職の方が約500名おりますので、こういった500名をターゲットにですね、活動しております。
働く職場は760施設ありますので、慢性的に薬剤師が不足している大分県は、こういった薬局・病院の獲得やしやすいのですが、500名の薬剤師をどうやって集めるかというのがうちのポイントになってくるんですけども、全国に換算しますとパートと無職の薬剤師 7.7万人おりまして、働く職場はコンビニよりも多くてですね6.7万施設あります。
こういったところをターゲットに今事業の方を展開しております。

もともとお休みを生み出したいというところからアプリの開発に至ったわけなんですけども、現在では600日をこのアプリでお休みを生み出しています。というところは一つクリアできているのかなというところで、この日数がどんどん伸びていけるように日々頑張っております。

ゆくゆくはですね、この薬剤師がすごい少ない大分県が、薬剤師が一番働きやすい県になれるように、一つ頑張っていこうかなと思っております。
はい、よろしくお願いします。

木原:ありがとうございます。じゃあ次中村さんお願いします。

中村 広樹氏(以下、中村氏):皆さん、はじめまして。ベストリビング株式会社中村広樹と申します。よろしくお願いいたします。
皆さんみたいに若くもないし、そんなに成長してるわけでも成功してるわけでもないんですけれども…。多少なくともやってきたことが伝えられればなと思って出てきております。
大分県日田市でソファーメーカーを営んでおります。ソファメーカーといっても、店舗用とかオフィスとかホテルとかそういった特注家具が主で日本全国の特注家具をオーダーで作ってる会社でございます。

私自身、私が起業家ではなくて二代目になるんですけれども、小学校3年生の時かな親父が起業しまして、ずっと職人に囲まれながら育ったんですけれども、子どもながらに職人さんってかっこいいなあと思いながら育って、私も大学を卒業してこの会社に入社して、職人修行を始めたんです。
けれども入ってみたらですね、結構「安く」とか「早く」とか「頑張ってもの作れ」みたいな。材料をちょっと手抜くんじゃないんですけど、材料をちょっと安くしろとかそんな話ばっかりしてる中で、なんかすごくかっこよくないなってすごく思ったんですね。
それをやっぱ変えていかなきゃいけないなという思いがすごくありまして、近々ではコロナになって受注もドーンと減りまして、ホテルとか全て出店が止まっちゃったので、中国なんかのものづくりがすごく発展してるので、とてもちょっと日本でものが作れないなという状況だったんです。
それで、早く安く一生懸命作るだけじゃダメだなということを思いました。

そこで、僕が昔から思っていた「かっこいい」っていうのをね、やっぱりちゃんと“価値”として伝えていく必要があるなというふうに感じて、作り手と使い手の間をつなぐ人というのが絶対必要だと思って、その「つなぐ作業」ということをやり始めました。

それで1年半ぐらい前に、我が社の工場の横にあった休眠倉庫をフルリノベーションしまして、その伝える場所、ショールームではなくて、「かっこよさを伝える場所」ということで、呼称がCRIATIVE BASE FABというんですけれども、これをオープンしました。

そこを、こんな施設なんですけれども、物を売るというよりも物をつなぐという意味合いをしておりまして、中にはハギレを売ってたりだとか、その地域の職人さんの産品を紹介したりだとか、コワーキングスペースを併設しているので、“関係性ができる場”を作りたくて今運営をしております。
イメージとしては愛用者、職人たちの商品がこの場所によって、いろんな意味でつながっていくという場所にしたい、育てていきたいなというふうに思っております。

最終的には「FAB」という名前なんですけど、それがハブになって、シナプスのようにいろんなものをつなぐことによって価値が創造できるようになっていかないと、職人さんの「かっこいい」というのが伝わらないなと思っております。

最終的には日本のものづくりが、日本製って昔だと車とか電化製品とかすごいよねっていうイメージが僕の子どもの頃とかあったんですけれども、それを伝えていくために、いろんな人たちがつながることによって、また皆さんが持ってるリソースがそこでシェアリングされることによってコラボレーション、そしてイノベーションが生まれることがこの日本のものづくりが発展する解決方法かなと思って日々頑張っているところでございます。
最終的には僕ら大分県日田市はものづくりをやられている方が結構多いので、一産地として成り立っていくような活動ができればなというふうに思っている次第でございます。本日はよろしくお願いいたします。

木原:はい、ありがとうございます。

––––––– 自己紹介編 終わり

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